保証会社を選べないと言われた。費用が高すぎる場合はどうする?
保証会社の指定は貸主の条件設定として一定程度認められますが、費用の内訳・更新保証料・管理会社とのグループ関係(利益相反)は確認すべき重要な論点です。
結論:保証会社指定は一定程度許容されるが、費用内訳・グループ関係・更新料は確認すべき
保証会社の選択は貸主が指定することが多く、これは一定程度許容されます。ただし、管理会社と保証会社がグループ会社の場合の利益相反・費用の内訳・更新保証料の有無については、確認を求める権利があります。
よくある誤解
よくある誤解
「保証会社は選べないから費用も交渉できない」
「業者が決めた保証会社に全部お任せするしかない」
「グループ会社でも特に問題はない」
確認すべき重要な論点
管理会社と保証会社のグループ関係
要確認管理会社・仲介会社と保証会社が同一グループの場合、手数料・リベートの問題(利益相反)があり得ます。宅建業法では、借主に不利益となる利益相反関係の開示が求められます。
更新保証料の有無と金額
要確認初期保証料だけでなく、毎年の更新保証料が発生する場合があります。更新保証料の有無・金額・変動の可能性を確認することが重要です。
費用の内訳と算定根拠
確認初期保証料の料率(賃料の○%)と算定根拠の説明を求めることができます。相場(賃料の50〜100%)と大きく乖離する場合は確認が必要です。
保証会社費用の相場
| 費用の種類 | 一般的な相場 |
|---|---|
| 初期保証料 | 賃料(管理費込み)の50〜100%が一般的 |
| 年間更新保証料 | 1万円前後が一般的(保証会社により異なる) |
| 緊急連絡先サービス等の付帯サービス | 保証料に含まれる場合と別途請求の場合がある |
※ 相場は一般的な目安です。保証会社・物件・審査結果によって異なります。
業者の返し別の対処
業者が言うこと
「弊社指定の保証会社のみ利用可能です」
実態
貸主が保証会社を指定することは一定程度認められますが、管理会社と保証会社がグループ会社の場合は利益相反の問題があり、開示義務が生じ得ます。
返し方
「指定の保証会社について確認します。保証会社と管理会社はグループ会社ですか?グループ関係がある場合はその開示をお願いします。また費用の内訳・更新料の有無も確認させてください。」
業者が言うこと
「保証会社の費用は相場です」
実態
「相場」という説明だけでは費用の算定根拠にはなりません。初期保証料・更新保証料それぞれの内訳と、他社保証会社の費用との比較の参考情報の提供を求めることができます。
返し方
「費用の算定根拠と内訳をご確認ください。初期保証料と年間更新料のそれぞれについて、費用の内訳と相場との比較資料をご提供いただけますか?」
業者が言うこと
「保証会社は選択肢がありません」
実態
選択肢がないことが貸主側の条件設定として許容されるとしても、費用の内訳・更新料・グループ会社関係については開示を求める権利があります。
返し方
「選択肢がないことは確認しました。保証会社と管理会社の関係(グループか否か)・費用の内訳・将来の更新料についての説明をお願いします。」
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