保証会社の費用は高い?選べるケースとグループ会社の問題を確認する方法
賃貸の初期費用に「保証会社費用(保証委託料)」として家賃の数十〜百%が計上されることがあります。会社によって費用が異なり、選択肢があれば差額が生じます。グループ会社への誘導がないかの確認も重要です。
結論:選択肢の有無とグループ関係の確認が重要
保証会社は複数の選択肢がある場合、安い会社を選べます。また仲介業者・管理会社と保証会社がグループ企業の場合、利益相反の観点から理由の説明が必要です。選択肢があるか・グループ関係があるかを確認するだけで費用が変わる可能性があります。
1. 保証会社費用の仕組み・相場
賃貸保証会社は、家賃滞納時に代わりに貸主へ支払う「家賃保証」を行う会社です。 連帯保証人の代わりとして普及しており、多くの物件で利用が必須となっています。
初回保証料が「家賃の30%」の会社と「家賃の100%」の会社では、 家賃10万円の場合に3万円と10万円の差が生じます。
2. 選べるケースと選べないケース
選べる可能性があるケース
- 管理会社が複数の保証会社と提携している
- 貸主が「保証会社加入必須」と指定しているが会社は指定していない
- 契約更新時に別の会社への変更を認めている
選べないケース
- 貸主が特定の保証会社を指定している
- 管理会社が特定の保証会社のみと契約している
- グループ会社への加入が条件になっている
「選べるか」を確認するだけで費用が変わる可能性があります。 「どこの保証会社でも大丈夫ですか?」と聞くことから始めましょう。
3. グループ会社問題とは
仲介業者・管理会社と保証会社が同じグループ企業(親子会社・兄弟会社)の場合、 業者側に利益誘導の動機が生じます。
具体的な問題
- 割高な保証会社に誘導されているが、選択肢があることを教えてもらえない
- グループ内で手数料・紹介料が発生しているが開示されない
- 保証会社を変えたいと言っても断られる
宅建業者は重要事項説明において、利益相反となる関係について説明する義務があります。 グループ関係を聞いても答えてもらえない場合、それが記録になります。
4. 確認すべき3点
- 1他の保証会社を選ぶ選択肢があるか
- 2仲介業者・管理会社と保証会社にグループ関係があるか
- 3更新保証料の金額と仕組み(2年・3年・5年での累計額)
長期コストの試算例(家賃10万円)
A社:初回50%(5万円)+更新料1万円/年 → 5年で10万円
B社:初回30%(3万円)+更新料1.5万円/年 → 5年で10.5万円
初回だけ比較せず、更新料を含めた長期合計で比較することが重要です
5. 業者の返しパターンと対処
「弊社指定の保証会社しか使えません」
「その場合、指定の保証会社と御社のグループ関係・資本関係の有無を教えてください」と確認しましょう。グループ関係がある場合は説明義務があります。
「オーナーの条件です」
「承知しました。では更新保証料の金額と仕組みを書面で教えていただけますか。長期間の費用を確認した上で判断したいです」と伝えましょう。
「グループ関係はありません(または答えてもらえない)」
グループ関係がないなら問題ありません。答えてもらえない場合は「確認できない状態である」という事実が記録になります。
参考・出典
- 1.宅地建物取引業法 第35条(重要事項説明義務・保証会社に関する説明) — e-Gov 法令検索
- 2.宅地建物取引業法 第47条(利益相反・グループ会社関係の不開示禁止) — e-Gov 法令検索
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