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断られた後の対処24時間サポート

「24時間サポートは入居条件です」
と言われた

断ろうとしたら「入居条件なので外せません」と言われた。入居条件として成立するか、火災保険と重複していないかを含め、確認のポイントを整理します。

24時間サポートは任意のオプションサービスです

緊急駆けつけ・設備トラブル対応などの24時間サポートは、業者が販売するオプションサービスです。「入居条件」という説明が本当に有効かどうかを確認する余地があります。

1. 24時間サポートとは何か

24時間サポートは、鍵の紛失・水回りのトラブル・設備の故障などに対して緊急対応を行うサービスです。見積書では「24時間サポート」「緊急サポート」「安心サポート」「くらしサポート」など様々な名称で計上されます。金額は年間15,000〜25,000円程度が多いです。

このサービスは業者または提携会社が任意で販売するものであり、入居に法的に必要なものではありません。また、加入済みの火災保険に同様のサービスが付帯しているケースも多く、重複加入になる場合があります。

2. 「入居条件」という説明は有効か

「入居条件」という言葉は強く聞こえますが、任意サービスへの加入を入居の条件とすることは、宅建業法上問題になり得ます。

「入居条件」と言えるか確認できる

本当に入居条件として重要事項説明書に記載されているか確認しましょう。記載がなければ、契約上の「入居条件」として成立していない可能性があります。

任意サービスを条件化することの問題

宅建業法第47条は、重要な事実を告知しないことや虚偽の説明を禁止しています。任意サービスを「必須」と説明することは、この観点から問題になり得ます。

断ったことを理由に入居を断ることへの問題

任意サービスを断ったことを理由に入居を断ることは宅建業法上認められません。「断ると入居できない」という発言は記録する価値があります。

3. 火災保険との重複を確認する

多くの賃貸向け火災保険には、緊急駆けつけサービスが付帯しています。24時間サポートと内容が重複していないか確認することが重要です。

確認すべき点

  • 加入予定(または加入中)の火災保険の補償内容
  • 鍵の紛失・水回りトラブル・設備故障への対応が含まれているか
  • 24時間サポートと火災保険の補償内容の重複部分
  • 重複している場合、どちらか一方で対応できるか

「すでに火災保険で同様のサービスに加入しており、二重加入になることを確認しました」という事実は、サービスを断る合理的な理由になります。

4. 返しのパターンと対応

「入居条件に含まれています」

「重要事項説明書の何ページ・何条に入居必須条件として記載されているか確認させてください。また、この費用が任意サービスであることの説明をいつ受けましたか」と確認しましょう。

「トラブル時に困るのはあなたです」

「その点は理解しています。加入済みの火災保険に同様のサービスが含まれているため、二重加入を避けたいと思っています。火災保険の補償との重複についての説明をお願いできますか」と返しましょう。

「管理上必要なので外せません」

「管理上の必要性はご理解します。ただ、この費用が借主の任意加入か必須かを確認しています。根拠となる法令または契約書の条文を書面でご提示ください」と伝えましょう。

返答がない・はぐらかされる

メールでの問い合わせに返答がない事実を記録します。「〇月〇日にメールで確認したが回答がない」という記録は、消費者センター・行政窓口への相談材料になります。

5. 確認後の動き方

フリーレントへの転換を提案する

「外すのが難しければ、この金額分をフリーレント(1ヶ月家賃割引など)として付けていただくことは可能ですか」と総額調整に切り替えます。

自分で選べる火災保険への切り替えを検討する

火災保険は自分で選べます。24時間サポートが付帯した保険プランを自分で選ぶことで、業者指定のサポートと同等の補償を安く確保できる場合があります。

消費者センター・行政窓口に相談する

都道府県の消費生活センターまたは宅建業法担当部署に、メールのやり取りを持って相談できます。

24時間サポートを含む見積書を診断する

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法的根拠・参考資料

宅地建物取引業法第47条第1号(禁止行為)

「宅地建物取引業者は、その業務に関して、宅地建物取引業者の相手方等に対し、次に掲げる行為をしてはならない。一 …勧誘をするに際し…不実のことを告げる行為」——任意サービスへの加入を入居条件と偽ることはこれに該当し得る。

宅地建物取引業法第35条第1項(重要事項説明義務)

「宅地建物取引業者は、…契約が成立するまでの間に、宅地建物取引士をして、次に掲げる事項について、取引の相手方に説明させなければならない」——費用の任意性は説明義務の対象に含まれる。

消費者契約法第4条第1項第1号(不実告知による取消し)

「重要事項について事実と異なることを告げること」により誤認して契約した場合、消費者はその意思表示を取り消すことができる。

国民生活センター公表資料(2021年以降)

24時間サポート・消毒代を含む賃貸入居時オプションサービスのトラブルに関する相談が年間数千件規模に達していることを公表。任意サービスを入居条件として請求するケースが多数確認されている。

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