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入居準備系

消毒・抗菌施工費とは?本当に必要か確認すべきこと

消毒・抗菌施工費は部屋を借りるために当然必要な費用ではありません。まず「任意ですか?外せますか?」と確認しましょう。必須と言われた場合は根拠を確認できます。

この費用は何か

消毒・抗菌施工費は、入居前に室内へ薬剤散布・除菌・抗菌コーティング・防虫処理などを行う名目で請求される費用です。名前だけ見ると清潔で安心できるサービスのように見えますが、何を施工するのか・本当に施工されるのか・金額に見合う内容なのかが分かりにくい費目です。

まず任意か必須かを確認する

この費用は部屋を借りるために当然必要な費用ではありません。見積書に入っていたらまずこう聞きましょう。「任意サービスですか?」「外すことはできますか?」任意なら外せる可能性があります。「必須です」と言われた場合は、どの契約条件・規定・書類に基づいて必須なのかを確認しましょう。※消毒・抗菌施工費がすべて不当という意味ではありません。大事なのは任意か必須か、必須なら根拠が説明されているかです。

本当に施工されるのか

払っただけでは意味がありません。施工日・施工業者・使用薬剤・施工範囲・施工証明の有無を確認しましょう。消毒・抗菌施工は見た目で分かりにくい費用です。「施工済みです」と言われても何をしたのか分からなければ判断できません。簡易的なスプレー散布と専門業者による薬剤施工では内容が全く違います。2万円以上請求されている場合は施工内容・薬剤名・施工範囲・作業報告書の有無を確認しましょう。

クリーニング費との違い

クリーニングは汚れを落とす清掃です。消毒・抗菌施工は薬剤やコーティングなどの処理です。両方請求されている場合は「クリーニング費には何が含まれますか?」「消毒・抗菌施工はクリーニングとは別に何をする費用ですか?」を確認しましょう。

パック料金に含まれている場合

安心パックや入居サポートパックの中に消毒・抗菌施工が含まれていることがあります。「パックなので外せません」と言われた場合も、パックの内訳と個別に外せるものがないかを確認しましょう。

契約前の場合

まずはこう聞けば十分です。「任意サービスですか?」「任意であれば外したいです。」これで外せることがあります。必須と言われた場合は「必須となる根拠を書面で確認できますか?」と確認しましょう。

契約後の場合

任意という説明がなかった・必須と言われて支払った・施工内容が説明されていない・施工証明がない・クリーニング費と重複しているような場合は確認できます。まず「本当に施工されたのか」「どんな施工だったのか」を確認しましょう。

確認の3点

  • 1任意なのか必須なのか(必須なら根拠を書面で確認)
  • 2本当に施工されるのか(施工日・業者・薬剤・作業報告書)
  • 3クリーニング費やパック料金と重複していないか

確認すべきこと

  • 任意か必須か
  • 外せるか
  • 必須なら根拠はどこにあるか
  • 施工日・施工業者・使用薬剤・施工範囲
  • 施工証明・作業報告書の有無
  • クリーニング費と役務が重複していないか
  • パック料金に含まれている場合は内訳と個別に外せるか

交渉のしやすさ

契約前

高い。任意サービスであれば外せる可能性がある。まず「任意なら外したいです」と伝えるだけで十分。

契約後

中。必須と言われて払った・任意説明がなかった・施工実態が不明・施工証明がない・クリーニング費と重複している場合は確認余地がある。

確認文例

契約前

消毒・抗菌施工費について確認させてください。こちらは任意サービスでしょうか。任意であれば外したいです。必須費用とのことであれば、必須となる根拠、施工内容、施工予定日、施工業者、使用薬剤、金額の内訳を書面でご説明いただけますでしょうか。

契約後

消毒・抗菌施工費について確認させてください。契約時に必須費用として説明を受けて支払いましたが、任意サービスではなかったのかを確認したく存じます。施工日、施工業者、使用薬剤、施工範囲、作業報告書または施工証明の有無をご教示いただけますでしょうか。

交渉の流れと確認メールのカバー範囲

各ステップの分岐を確認しながら交渉の流れをたどれます。確認メール(青)が必要なタイミングの目安として参考にしてください。

確認✉ 1通目✉ 2通目業者の返し← カバー範囲の目安
原則

原則:入居前の清掃・消毒は貸主の管理義務の範囲

物件を貸せる状態にして引き渡すのは貸主の義務。「施工した事実」は借主が費用を負担する根拠にならない。

確認

施工の実態を確認する

何を・いつ・誰が・どんな薬剤で施工したか。市販の除菌スプレーを使うだけのケースも多い。

実態が不明・説明がない
次の手

削除を求めやすい状況。1通目メールで実態の開示を求める

「実施した」と言われた
次の手

実施日・使用薬剤・費用明細の開示を求める。実態と請求額の整合を確認する

✉ 1通目

1通目メール:根拠・実態・発注者・条件の確認を一括して問う

「任意サービスか」「誰が発注したか」「オーナーの条件か御社の条件か」「施工日・薬剤・明細の開示」を一通に含める。

外れた・任意と確認できた
完了

完了

「全物件実施・必須です」という返し
業者の返し

業者の返し:「全物件で実施しています。必須です」

「実施している事実」と「借主が断れるかどうか」は別の話。全員実施は断れない根拠にならない。行政指導を受けた業者の事例もある。

✉ 2通目

2通目メール:「全員必須」は根拠にならないことを伝え、発注者と条件を再問する

クリーニング費との同時請求がある場合は「同じ入居前清掃への二重払いになっていないか」も加える。

業者の条件だった
次の手

他社で同じ物件を探す。業者が独自に乗せた費用は他社では出ない可能性がある

オーナーの条件・変えられない
次の手

フリーレント転換・他費目との総額相殺を提案する

よくある質問

Q. 消毒・抗菌施工費は外せますか?

契約前なら外せる可能性があります。まずは「任意サービスですか。任意であれば外したいです」と確認しましょう。

Q. 「必須です」と言われました。

必須となる根拠を確認しましょう。「全員必須です」「管理会社の規定です」だけでは根拠になりません。契約書・重説・管理会社規定のどこに基づくかを確認しましょう。

Q. 施工されたか分かりません。

施工日・施工業者・使用薬剤・作業報告書の有無を確認しましょう。消毒・抗菌施工は見た目で分かりにくいため記録の確認が重要です。

Q. クリーニング費も払っています。両方必要ですか?

それぞれが別の作業なのかを確認する必要があります。「クリーニングには何が含まれるか」「消毒・抗菌施工は別に何をするか」を確認しましょう。

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